2 = 1のなぞ

a = b

両辺にaを掛けると
a2 = ab

両辺にa2 - 2abを加えると
a2 + (a2 - 2ab) = ab + (a2 - 2ab)
2a2 - 2ab = a2 - ab
2(a2 - ab) = a2 - ab

両辺をa2 - abで割ると
2 = 1

どこが間違っているのか?もしくはこれは正しいのか?
↓(Ctrl + A)

最終ステップのa2 - abがおかしい。なぜならa = bであるからa2 - abはゼロなのである。つまり両辺をゼロで割るということは危険なステップであり、方程式の両辺を引き裂き議論に矛盾を作り出す。ゼロで割ると答えは無限大に近づくが、無限は概念なので答えはない

上記の問題は1908年6月27日、ドイツの資産家ヴォルフスケールが遺言によりフェルマーの最終定理を2007年9月13日までに成り立つことを証明したものに10万マルク(現在の価値に換算すると200万ドル以上)を与えるとしたことにはじまる。そこで熱心なアマチュアの多くが陥った論理的ミスを犯した典型例。

サイモン・シン 『フェルマーの最終定理』

ちなみにテッド・チャン『あなたの人生の物語』からの引用ではない。

 


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